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薬剤師研修支援システム

 

ウエブ利用研修(集合研修アーカイブ配信)を実施する

令和6年10月1日より、「集合研修」、「ウエブ利用研修(集合研修即時配信)」に加え、「ウエブ利用研修(集合研修アーカイブ配信)」の研修種別が追加されました。

 

「ウエブ利用研修(集合研修アーカイブ配信)」の定義

「集合研修又はウエブ利用研修(集合研修即時配信)の研修内容をいったん録画し、その画像及び音声をインターネットにより伝送して行うのもので、元となる集合研修又はウエブ利用研修(集合研修即時配信)同一の実施機関同一の内容のものを配信するものであること。ただし、見学的なものは含まない。実習を内容とする場合は、その実施方法等を十分検討し、実演の見学に過ぎないものとならないようにすること。
また、電子的かつ自動的に、受講確認が行え、受講の開始及び終了の時刻及び受講割合が記録され、保存されること。
 なお、テキストがあることが望ましい。」
(研修認定薬剤師制度実施要領:第10条(5))

 

ウエブ利用研修(集合研修アーカイブ配信)実施フロー

集合研修アーカイブ配信実施フロー

 

研修実施機関としての研修種別の追加登録申請にあたって

  • 「ウエブ利用研修(集合研修アーカイブ配信)」の研修会種別を追加申請できる実施機関は、既に「集合研修」または「ウエブ利用研修(集合研修即時配信)」の種別を許可されている団体に限ります。
  • アーカイブ配信を行うにあたり、利用する配信システム等が、以下に示す、要件を満たしている必要があります。
    初めてアーカイブ配信システムを利用する場合には、研修会種別の追加登録申請をする前に、当財団 pecs-info @ jpec.or.jp へ必ずお問い合わせ下さい。
  • 実施機関においては、配信に関する記録を電子的に保存し(いわゆるログをとる)、その記録に基づいて自らが受講者の記録を作成することが求められ、そのデータをPECSにアップロードしなければなりません。
  • 従って、追加登録申請の際は、配信に関する記録を電子的に保存することができることを示す資料を提出する必要があります。
  • また、ウエブ利用研修実施機関に対しては、電子的に保存した配信に関する記録とアップロードした受講者の記録との照合調査を適宜行うこととしています。

 

アーカイブ配信を認めるための要件

以下の要件を満たしていることが必要です。

(研修画面上の要件)
  • 早送りができない。
  • シークバーを利用して、未受講の部分をみることができない。(受講済みの部分に戻ることは可)
  • 受講確認のためのキーワード記録方式の場合は、シークバー上で未受講部分の画像を見ることができない。
(記録要件)
  • 受講割合を確認でき、そのログを保存できる。
  • 受講時間を確認でき、そのログを保存できる。
  • 受講記録(ログ)と、受講者の氏名(フリガナ)、生年月日、薬剤師名簿登録番号、受講日(受講完了日)が関連づけられて保存され、それらの記録を提出できる。
(不正受講の防止)
  • 同じアカウントで複数のPC(デバイス)から同時にアクセスできない。
  • 同じPCから複数のブラウザを立ち上げ、同時にアクセスできない。
  • 上記のことが機械的にできない場合、人為的に不正受講を確認する体制をとっている。
(重複受講を防止するための要件)
  • 他の生涯研修プロバイダーにおいて(集合研修、即時配信研修※)の単位の発行を行っていない。
  • 他の生涯研修プロバイダーにおいてアーカイブ配信を行っていない。
  • 研修会名については、集合研修、即時配信研修と同じ名称とすること。また、名称の頭に配信システムを区別する記号等をつけ、実際に研修が行われた日付を名称の後につけること。
    (例)「JPA_研修会名_20240401」・・記号「JPA」、日付「20240401」
  • 研修実施機関においては、集合研修、即時配信研修と重複受講していないことの確認を行う体制を構築し、実施結果を報告する。

 ※ウエブ利用研修(集合研修即時配信)。以下、同様とする。

(配信内容・単位)
  • 配信する内容は、集合研修、即時配信研修と同じ内容とする(原則、編集はしない)。 付与する単位数も同じとする。
  • 当面の間、配信期間終了日を単位交付日とすることについて、同意すること。
  • 単位を付与する対象者は、受講をすべて完了した者とする。
(配信期間)
  • 集合研修、即時配信研修終了後、遅滞なく配信し、配信する期間は1ヶ月以内とする。
(PECSへアップロードする受講完了者データの提出期限)
  • 配信期間終了後、1ヶ月以内とする。
(その他)
  • 当財団からの要請により、ログ等の確認が可能な体制を要していること。
  • 前項までの要件を満たしており、適切な研修であることの事前審査を受け、承認されること。
  • 重複受講防止対策において、他の生涯研修プロバイダーが関与し、別途、重複受講を防止するための要件を具備していると認められる場合は個別に判断する。

※配信システムを区別する記号を申請時に必ず記載してください。

 

研修種別追加登録申請に必要な資料

研修実施機関の追加登録申請には資料の添付(PDF)が必要です。必要な書類は次の3種類からなります。

.「ウエブ利用研修(集合研修アーカイブ配信)」の研修種別 
  に関するもの(様式22)

 

.実施機関(施設)区分に関するもの

申請者の法人等の形態によって必要な書類を規定

(ホームページに掲載の「研修実施機関のPECS登録申請方法(令和3年12月版)(PDF)」24頁~28頁 参照)
※他の種別登録申請と同じ資料。

 

.ログに関するもの

「ウエブ利用研修(集合研修即時配信)」と同様に、利用する配信システムによって記録したログを添付してください。

 (ログの内容については、ホームページ掲載の「研修実施機関のPECS登録申請方法(令和3年12月版)(PDF)」22頁~23頁 参照)

 

追加登録申請に必要な資料がそろったら

PECSより、追加登録申請を行ってください。

 

なお、上記に記載されている、
 29頁~32頁の「登録申請に関する注意事項(1)~(4)」、
 33頁~35頁の「留意事項(1)~(3)」、
 39頁の「留意事項(5)」
は、共通事項となりますので、ご確認ください。

 

その他(申請手続き・留意事項等)

  • 研修実施機関の追加登録申請は10月1日以降申請可能となりますが、審査結果については1ヶ月程度お待ちください。
  • 「ウエブ利用研修(集合研修アーカイブ配信)」の研修会開催申請(配信開始の3週間前までに申請)および終了報告(配信終了の1ヶ月後まで)の手順の掲載は、 2024年11月以降となる予定です。
  • 「ウエブ利用研修(集合研修アーカイブ配信)」の研修会開催申請時の研修会名は、アーカイブ配信する時の名称と同一とすることが原則ですが、識別記号等の違いによるものなど若干の違いは許容します。
  • 「ウエブ利用研修(集合研修アーカイブ配信)」は、「集合研修会」または「ウエブ利用研修(集合研修即時配信)」の開催終了後、3ヶ月以内に実施(配信開始)するようにしてください。
  • 「ウエブ利用研修(集合研修アーカイブ配信)」を実施(配信)するにあたり、収録を行う親研修会(「集合研修会」または「ウエブ利用研修(集合研修即時配信)」)は、2024年10月1日以降、開催されたものに限ります。
  • 「ウエブ利用研修(集合研修アーカイブ配信)」の単位取得日は、当面の間、配信期間終了日となります。